2010年08月03日

シルバーメタリックの撲殺死体

::nikki::

某日。
炎天下、大きなへびが歩道に横たわっている。獲物を飲み込んだ直後の胴はビールびんほどの太さに丸々とふくらんでいる。
「へびがいた。ちょっと見ておいでよ」と夫に言うとふらふらと見に行き戻ってきて「死んでた」と報告した。
銀色に濡れたように光っている腹をごろりと見せているへびは、頭から血を流していたらしい。どうしてあんなところにいたんだろうと思う。茂みに隠れていたら殴り殺されなくても済んだのに気の毒だ。腹の中には何がいるのだろう。鶏か、鳩か、子猫だろうと思う。その未消化の生き物だってかわいそうだ。せめてへびの血や肉や骨になってから死んだほうがまだましだ。
真夏は動物の死体をやたらに見る季節。だからあまり好きじゃない。
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2010年03月28日

3/26 花の金曜日

::nikki::
やっと晴れる。年に一度の野外朝稽古の日。
林試の森という公園の桜の木の下で太極拳。まだ桜はぜんぜん咲いていなくて、でも皆口々に「晴れてよかったですねえ」などと言い合う。お菓子を持ってきて配ってくれる人がいる。孫のベビーカーを押してきた人がいる。親ほどの年齢の人たちのなかで、私はきっと異分子なんだろうなと思う。やりにくいだろうな。指の先が冷たい。これが花冷えというやつ。
バスで恵比寿に移動。駅ビルをうろつく。トイレに行ったら、一人あたりの所要時間が長いのにあきれてしまう。いったい何をやっておるんだ!あんパンでも食ってんのか!?夜は事務所の女子飲み。女子は気楽でいいなー
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3/25 おすしの人

::nikki::
また雨。午後、汐留S社にて打ち合わせ。
商品を「ショウシン」と間違えて発音してしまった人がいて
「懐かしいね、あの人、T島さん」と誰かが呟き、皆少し笑った。
それで急に忘れていたことを思い出した。商品を「ショウシン、ショウシン」と江戸弁で言うT島さんという人がいた。私は確かにその人と仕事をしたことがある。すごくえらい人で、はじめ会ったときはむかつくなあ年寄りのくせに、と思ったけれど、その人の言うことは実に正しかった。無茶でも無理でも、理屈ではなく納得できる真実があった。その時に、主観的な目線ではダメだということを思い知らされたのだ、私は。窓に流れる雨粒を見ながら、ゆっくりと断片的な記憶を探っていた。T島さんはもうだいぶ前に定年になったそうだ。
夜、突発的に赤坂O社にて打ち合わせ。究極無愛想な人とちゃんとコミュニケーションとっているSさんをみて、なんだか妙に誇らしく嬉しくなる。みんないいこだ。ただ人見知りなだけなんだ。W君、M君と夕食。
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3/24 春彼岸

::nikki::
朝から大雨。神保町にて打ち合わせ。会議室が寒い。コートをひざにかけて震えている。
外に出るとちょうどお昼どきで、路地裏にある小さな飲み屋や洋食屋などにスーツの人たちがいっぱい入っている。薄暗いカウンターの奥で、会社員たちが真面目な顔してアジフライか何かを頬張っている。きっとああいうところのお米、美味しいんだろうなあ、ツヤツヤして炊きたてで、味噌汁も火傷しそうにあっついのがでてくるに決まっている、入りたいなあ・・・水溜りをよけながらばちゃばちゃ歩いてまた駅まで戻った。
四谷に移動。駅の洒落た花屋で仏花を買ったはいいが、やっぱり物足りないような気がして通りすがりの花屋に入ってみる。ひじょうに無愛想なおばさんが出てきて、春の花を包んでくれる。おばさんは無愛想だけれど、花の状態が良くて、安い。花を受け取ろうとすると「先に財布しまいなさい」と言う。花を垂直に保つためである。おじさんが奥で弁当をつかっているらしい。テレビの音が小さく聞こえている。今度からは、こっちで花を買おうと決めた。商売ってそういうことだよね?・・・合ってる?
墓参。墓地ですれ違った人に挨拶をしたら「若いのにえらいですねえ」と褒められる。まだ、見よう見まねのド新人だけどね。
午後は吉祥寺で姪の入学祝を調達。気になっていた事を済ませてほっとした。
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2010年03月20日

弥生

::nikki::

安納という甘藷を食べる。水分が多くて高級な和菓子のようで
たいへん美味しいものである。丸々とした芋を手で割り、
オレンジに近い黄色のねっとりとした身にかぶりつく。
どこか乾いた砂漠のような国で、この芋と同じくらいのおおきさの甲虫をつかまえて、同じように手で割って中の身を啜っている人もいることだろう。ふふふ。この冬はずいぶんと芋類にはまって、さまざまな種類のいもをストーブに乗せて焼いては食べた。
里芋男爵メイクイン、紫芋に紅まさり、何でも美味だ美味だとうっとり食べ続けてきたが、ここへきていよいよ飽きてきたような気がする。なにか少し、胸にいもが詰まる。おなかにずっしりと重さがくる。
ちょうど暖かくなってきた折ストーブをつけることももうないだろうから、私のこの芋食いも、ここらで止まるだろう。

とかくこの世はついったーなうなう。へいへい。
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2010年01月08日

1月7日

::nikki::
予定より早くきた引越し業者の仕事ぶりを白湯のみながら眺めている。
ブラインド設置やらネット設定やら行っている人の仕事ぶりを眺めている。窓の外、公園の時計を眺めている。Sさん誕生日イブでTYのケーキ美味。新しい事務所。
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1月6日

::nikki::
うまく立ち回れなくてもう本当にあきれる。
いい、もう、最低限ホウレンソウをおこなうこと
とにかく人に迷惑だけはかけないでいきなさいな。

引越しの荷造りをして夜。帰りに高架下の立ち喰い寿司に寄る。
背広を着たおじさんたちが小さな声で話しながら、飲んだり食べたりしている。酔って大騒ぎしている人はいない。狭い店だから誰かの注文は皆に筒抜けである。「お酒、つけてくれる」という言い方が気に入って、私も通ぶって真似して「おあいそ」と言ってみると「お勘定ですね」と言い直される。嫌な気分ではない。ここは別に偉いおすし屋ではない、何と言うほどのこともない店。そのスタンスが好きなのだ。

Wに電話する。私が丸々と太って巨漢になっているという夢を、Sがみたそうだ。
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2010年01月06日

1月5日

::nikki::
午後出勤。相変わらず、遅々として進まない荷造り。夜、目黒にてUDONを食して後、吉祥寺にて女子飲み。つい、嘘をついてしまった。すぐ吐く。でも嘘に変わりはないのでもう関係性は変わんないかもしんない。
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2010年01月05日

1月

::nikki::
初出勤。阪神タイガースの帽子の下に読売巨人軍の帽子をかぶった小学生を発見。ゼイタク!と思う。お年賀にもらった菓子が、せんべいをせんべいで巻いたものだった。なんたるゼイタク!
引越しに伴っていろいろなものを捨てる。明日はもっといろいろなものを捨てる。
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2009年11月25日

11/24 あきらめないで!

::nikki::
昼、汐留にて打ち合わせ。陽の当たるラウンジでは、女の人たちが弁当を食べている。都路利のパフェーを食べ、解散。吉祥寺でAnvilの映画をみる。もう何というか、仕事のことや、女であること、対話すること、責任を負うこと、しがみついて生きていくこと、あきらめてしまいがちな自分が恥ずかしくなる。努力や勉強、根性うんぬんより以前に、私はなんも考えてない。何にも執着しないことは、なんて格好悪いことだろう。卑屈と謙虚は紙一重でぜんぜん別のものなのだ。
posted by たなチル at 18:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする